ファストフード店も主婦の活躍フィールド

 

共働きと呼べる程度ではなくとも、主婦が家計を助けるべく空いた時間を利用しパートに励むというケースが大変多くなっているのは、周囲の店舗やサービスの姿を見れば一目瞭然です。住宅街近隣のスーパーマーケットやコンビニのレジ、飲食店の接客、そして最近ではファストフード店のカウンターに至るまで、その地域に暮らす主婦が積極的にパートを行い給与を得ています。元々生活力があり、頭の回転や機転の良さに優れる主婦層は、忙しい接客サービスの仕事にとって大変貴重な戦力となり得ます。また、その職場において厳密なリーダーでは無いものの、むしろ周囲のスタッフを積極的に引っ張るリーダー的な存在となってくれるケースが多いのも実情です。それゆえ、これらの層を積極的に採用する店舗やサービスのジャンルは確実に増え続けています。

その代表的な例が、前述に上げたファストフード店です。以前は、こうした店舗のカウンターで働く層はアルバイトの若者が多かったのですが、現在では採用する年代層を一気に広げ、元気良さとある程度現場をまとめるリーダーシップを買って、主婦層を積極的に採用し出しました。実際店舗に行くと、主婦層の接客サービスは細かい気配りが出来ていて大変気持ちが良い印象があります。また、昼間の時間帯は主力となる学生アルバイトが学校などでシフトに入れないため、こうした主婦層が昼間に短時間だけでも働くことでスタッフを無理なく稼働させることが出来るのです。今後も、主婦層は貴重な労働力として活躍してゆくに違いありません。